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生活の一部がなくなってしまうというのは、実はとても困ることだと思う。
今までなら暇な時間は走り込みをしたり、筋トレをしてきた時間もこの体では無理だし。
だから、というか勉強に励んだけれどすぐに飽きが来た。
そりゃそうだ、学校で勉強して家帰ってからもずっと勉強していれば飽きるに決まっている。
・・・息苦しいな。
陸上という、1つの夢、目標をなくした俺にこの世界は苦しかった。
暗かった。
狭かった。
「・・・なんで・・・俺がこんな目に・・・。」
ベッドに寝転び天井を仰ぐ。
白い無機質な天井は、まるで今の俺を表しているかのようだった。
・・・あーあ。
俺は滲んだ視界を、目に力を入れて正した。
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