第7話 遊び人の誘惑

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「ホ、ホントですか!? 知らなかった・・・。 ありがとうございます、わたし、行きます」 「まあまあ、慌てなくっていいじゃない? どうせ、今から行っても遅刻でしょ? それより、僕とお話でもしない?」 石井さんは、妙にニコニコしながら言った。 (ちょっと! 一秒でも早く行かないと怒られる!) 「いえ、すぐに行かないと」 「じゃあ、3分だけ。ね?」 わたしの内心の慌てっぷりを知ってか知らずか、石井さんはわたしを引き止めた。
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