第1話 婚姻初夜

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それに、光秀様… もう帰ることはできないと思うと めでたき婚姻の日だというのに、 自然と涙がわいてくる… おさえようにも、嗚咽がもれる… うっうっ… 出したくもない声が漏れてしまう… 夫となった信長様に聞かされてはならぬ声… 信長様の寝息が一瞬止まる 気付かれたかと思うと、冷や汗が流れる… 息を潜め、信長様が再び寝息を立てるのを待つ…
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