第1話 婚姻初夜

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「濃姫、怖がるな」 わたしの右側に横になっている信長様はそう小声でいうと わたしのほうに、左に手を伸ばした… わたしの首の下にその手を伸ばし、 左肩を抱き寄せてくれた… そうして、わたしを肩ごとご自分のほうに引き寄せた 「ひとりで泣くな、濃姫 俺の胸で泣きたいときは泣け…」
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