第2章

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 こんなに俺を想ってくれる人がいるのに、俺は、俺は朔一を愛する気持ちを忘れようと出来ない。  朔一をまだ信じたい。  本人の口から言われるまで、俺は朔一の事を信じていたい。 「相楽先輩……っ、ありがとう…」  俺は、朔一を愛してるから。  朔一の口から言われるまで、俺はまだこの気持ちを消せない。  あの二人で見た雪を、また二人で見るまでは。  朔一を好きでいたい。 「ごめんなさい……」
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