後輩。

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「私、頑張りますね」 そう言ってUは、再度一礼し、急ぎ足で帰って行きました。 私も、突然そんな事を言われて不思議に思いながらも、自転車に跨がって帰りました。 その翌月、私は高校を中退し、Uと共に働いていたバイトも辞めました。 この時、Uにはろくに別れの挨拶はしませんでした。 それから数年後、私が二十歳くらいになる頃です。 偶然にも、近くのスーパーでUと再会し、声を掛けられました。 そのまま成り行きで近くの店へ行き、少し話を聞きました。 当時の店でまだ働いているようで、もう大分成長出来ているようで少し安心しました。 更に、暗い印象だった当時よりも少し明るくなった様子で、不意に可愛いと思ってしまいました。 この時私は違う店で仕事をしていたのですが、偶然にもUはその時の後輩と某SNSで友達だったみたいです。 その後輩は、当時私が気になっていたIです。 その時は軽く懐かしい話で盛り上がっただけで、一時間もしない内に私は先に席を立ちました。 それから数日後、またしても同じ場所でUと再会しました。 その時は、本人曰く仲良しらしいIとの話ばかりを嬉しそうに語り、私はそれを楽しそうに聞いていました。 それからまた数日後、また同じ場所で再会し、また同じようにIとの楽しい話を聞いていました。 それからまた数日後も、またその数日後も、いつも決まって同じ場所で何度も再会しました。 この時は、お互いが店に行く時間帯がたまたま被っている程度の認識でした。
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