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「俺も鍛えなきゃな…」
蘭丸は自身のお腹辺りを見ていて、蘭丸が言う朔一のすごい身体とは、逞しい腹筋の事だったみたいだ。
俺は何を想像していたのやら。
急に蘭丸の天使のような顔が見れなくなる。
「先生…顔が赤い…」
蘭丸にそう言われて、頭を横に振る。
「き、気の所為だ。もうすぐご飯だからサクにもそう伝えて来てくれるか?」
俺は蘭丸に伝言を頼み、蘭丸がトコトコと朔一がいるバスルームに行くのを見届けて、自身の両手で顔を隠す。
子供の前で俺はなんて事をと反省する。
「先生、咲君来たよ」
蘭丸は直ぐに朔一を連れて来てくれた。
「あー、腹減ったぁ~」
朔一はニヤニヤしながら俺を見ていた。
その顔を見て、俺は朔一が話しを聞いていたと分かった。
「俺の身体は何処もすごいよ」
と朔一が言い出すから、俺は蘭丸が見て無いのを確認し、朔一の脛を蹴ってやった。
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