1188人が本棚に入れています
本棚に追加
/348ページ
「なんだ?」
落ちてきたモノを拾う。
「……簪?」
土方がもつ簪に、皆が注目する。
……ッッ、その簪は!!
山崎が縁側から飛び出してきて、月を見上げた。
その行動に、皆は驚き、山崎に習って月を見上げる。
月に浮かぶ黒い点。
「……あ」
誰かが声を漏らす。
どんどん近づいてくるソレに、
心が反応する。
期待に満ちた、嬉しそうな表情の山崎。
「絶対受け止めてやる」
そう呟くと、落ちてくるモノに、手を伸ばした。。。
最初のコメントを投稿しよう!