4 菊の咲く庭 ①

16/27
前へ
/27ページ
次へ
ふわふわと 浮遊してゆく身体。 内部だけ ぽってりと火がついたように熱がこもる。 「だいぶ、いいだろう?」 体に触れられれば 目は夢現をさまようように蕩けて 口は弾けたざくろのように半開きになった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加