4 菊の咲く庭 ①

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冬和と過ごす時間は それ自体が美しい夢のようで。 いつまでもそこにいたいのに 必ずいいところで目が醒めてしまうんだ。 毎日会っても足りない。 きっと24時間でも足りない。 だから近頃じゃ 現実なんて――。 みんな消えて みんななくなってしまったらいいとさえ思う。
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