学園での初依頼

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僕は笑顔で言った。 「はは・・・・・・。気にしてないから大丈夫だよ。それより、どうするんだ?依頼」 僕の言葉に、全員の表情が強張る。 「なあ。皆のギルドランクって・・・・何?僕はAだよ」 僕の言葉に驚いた様子の3人。 「はあ?おまえ!A?嘘?」 「私達でも全員が、Bなのに?」 「学生でAって、居ないぞ?普通!」 僕は驚きに目を見張った。 「え?そうなんだ?僕の村は凄く辺境の場所に有るから、ずっと狩りや採集をしてたし。 それでだと思うんだ。珍しい物はボックスに入れて登録した時に納品したから」 僕の言葉に呆れたように言うジェム。 「それにしても、すげえよ。まあ、魔法で回復が出来るから達成率と生還率が上がるんだろうな」 そう言って僕を見る3人の目つきが・・・・・・ちょっと怖い。 僕を見つめた後、3人揃って溜息をついた。 「悪いな。俺だけ、確率が高そうだな。大丈夫か?」 バーンの言葉にジェムが言った。
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