学園での初依頼

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「気にするなよ。俺等は、出来るだけ頑張ってみるからよ」 「そうよ。此処まで頑張ったんだもの。こんな所で諦めるつもりは無いから」 僕は、眉を寄せて考えてから言った。 「ねえ。ジェムとシリルの依頼って何か見せて貰っても良い?」 僕の言葉に、頷いて2人は依頼書を見せてくれた。 僕は、それを見て考えてから言った。 「ちょっと待ってて。直ぐ戻るから」 僕はそう言って、トイレに駆け込んで空間倉庫を開くと中から幾つかの魔道具を出した。 僕は、それを持って席に戻ると言った。 「ジェムは土で僅かに雷。シリルは風で僅かに水で合ってる?」 僕の言葉に、驚いた表情をする3人。 「ええ?何で判るんだ?」 「まだ、言ってなかった筈よね?弱い方までは」 僕は笑顔で頷いて言った。 「うん。聞いてないよ。でもね、僕は魔力に敏感なんだ。だから、判るんだよ。それでね・・・・・・・これなんだけど」 僕はジェムに指輪を二つ。 シリルに指輪と腕輪を渡す。 「「「これは?まさか?」」」 「うん。魔道具」
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