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僕は苦笑して言った。
あの、究極の魔法陣の話。3人とも大いに呆れ笑った。
そんな知識の無駄遣いをする魔法使いが居たんだと。
そして、僕達はそのまま互いの無事を祈って別れた。
全員一緒に受ける事も出来ただろうけど・・・・・最低でも12の依頼を2ヶ月でとなると、厳しい。
それに・・・・・僕の依頼は異常だから・・・・・。
バーンには、知られてしまうかもしれない。
僕が・・・・・・・フリーダムだと。
僕達は、王都の外に門を潜って出る。
そこで、箒を取り出した。
僕の箒は久しぶりだったので嬉しそうに僕に擦り寄るようにする。
その様子に、バーンは、驚いた様子をする。
「え?何で?」
僕は優しく箒を撫でながら言った。
「僕の箒は、自分の意思を持ってるんだ。精霊を宿してるんだって聞いた」
そう。ガイが言ってた。
僕の箒は過去にガイが使ってたもの。
世界樹の子供をそのまま箒に変えたんだって。
勿論、世界の意思で。
だから、世界にたった一つしかないし、普通の箒では考えられない行動を取るんだって。
内緒だけど人の形に姿を変えることも出来るんだってさ。
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