学園での初依頼

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「意思が有るって?信じられない!」 バーンの言葉に、箒はバーンを箒の尾の部分で叩くようにする。 「うわ!なんだよ!これ!止せって!止めろ!」 僕は苦笑して言った。 「おいで」 その途端、箒はピタリっと攻撃を止めて僕のそばに戻って来た。 そして、スリスリと擦り寄って甘える。 僕は優しく箒を撫でながら言った。 「だから、怒らせちゃダメだって。この箒で一緒に飛ぶんだから」 「へ?一緒に?」 間抜けな表情で言うバーンに、僕は頷いた。 「うん。僕の箒って速いから一緒に乗った方が良いと思うよ。あ、そうそう、バーンの依頼書見せて貰える?そっちから先に回ろう」 「え?いや、俺は後でも・・・・・」 箒を握ったまま困惑した表情で言うバーン。 僕は肩を竦めて言った。 「悪いけど、僕は後だよ。危険な物が多いし」 その言葉に思い出したように言ったバーン。 「あ!そういや、お前のランクって、Aだったよな。どんな依頼だったんだ?」
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