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僕達は、今、ギルドの前に居る。
生徒達は全員だ。
今から、学園の生徒として初めての依頼を受けることになる。
上手く行くのかな。
学園に入る前に登録を済ませるのは、全員への義務なので今更登録をしていないと言う生徒は居ない。
僕達は、全員がギルドの集会場に案内された。
そこは、広い部屋で大勢で食事をしたり会議をしたりする時に使用される部屋だ。
僕達はそこで、席について待機していた。
すると、扉が開いてダムドが入って来た。
その瞬間、だらけて居たはずの生徒達の表情が一瞬で強張り緊張した。
姿勢を正してキチンとした姿勢になる。
うわあ・・・・・・・ある意味ダムドって凄いな。
僕がそんな事を思ってると、ダムドは、全く何時もの調子で大欠伸をすると、面倒そうに頭を掻きながら言った。
「ふあああああ・・・・・・・・・・。クソ眠いっすよ。全くめんどくせえっすねえ・・・・・良いっすかあ~?今回の依頼は、今迄のように生温い依頼ばかりじゃないっすよ~?
全員が、無事に戻れるかどうか判らないっすよ」
ダムドの言葉に、全員の表情が変わる。
ああ。そうか、皆は2年生だから簡単な依頼は1年生の時に済ませてるんだ。
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