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次の瞬間。
ドカ!バキ!メキ!ガシッと凄い音が続いて、ダムドは後ろに叩きつけられて居た。
生徒は、全員が唖然とその光景を見つめた。
僕は、背中に汗をかいていた。
いやね・・・・・・・全くの無意識だったんだ。
凄くダムドの表情と動作にムッとした僕は、完全に無意識に常に発動させて居た魔力球を・・・・・・・・ダムド目掛けて叩き込んでいた。
ボロボロになったダムドは、よろよろと立ち上がると、ボソリっと言った。
「皆・・・・・・・・・頑張るっす」
そのまま、床に崩れ落ちて意識を失った。
全員が暫く呆然とその様子を見て居たが、誰がやったのかも判らないし、怒りの矛先が自分に向いては堪らないと、次々に急ぎ足で部屋を出た。
僕も、バーン達と一緒に部屋を出た。
ギルドを出て街中に出ると、近くにあった静かな喫茶店に4人で入った。
兎に角、これからどうするか話そうって事になったんだ。
全員が、それぞれ注文して一息ついて、頷き合うとジェムが言った。
「んじゃ、まずは確認な。丸特マークのついてた奴は・・・・・・居るか?」
僕は思わず顔を引き攣らせていた。
そして、よく見てみれば全員が同じような表情になってる。
はあ・・・・・・・っと息を吐いてジェムが言った。
「俺のにはついてる」
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