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ジェムの言葉に続くようにシリルとバーンが言った。
「私のも有るよ」
「俺のもだ」
僕はふう・・・・・・っと息を吐いて言った。
「僕もだ」
全員が顔を見合わせてはあ・・・・・・・っと息を吐いた。
「全く・・・・・・俺達のレベルギリギリの討伐ばっかりなんだぞ?すっげえ意地悪だよな。この課題って・・・・・・。
俺達全員が、アタッカーじゃんか。回復や盾なんて、居ねえんだしどうやってヤるんだよ」
バーンの言葉に、僕は恐る恐る言った。
「えっと・・・・・・僕は光だから、回復は出来るし、シールドも出来るよ?」
すると、3人は驚いたように僕を見た。
「え?嘘!出来んのおお?」
「回復やシールドって、貴重じゃなかったか?」
「普通、光属性持ってても、攻撃は出来るって奴は多いけど回復出来るって奴は少ないんだよな」
ああ。そうか、本にも書いてあったっけ。
魔力コントロールが、非常に良くなければ回復は無理だし、ましてやシールドは魔物討伐には欠かせないけど、使える者が非常に少ないと。
僕は、コップの表面にシールドを張って、コップをひっくり返して見せる。
水は、一滴も下には漏れていない。
コップを元に戻してシールドを消すと、コップの水を口にする。
ゴクリっと飲んでから言った。
「ね?」
3人は驚愕の表情をしつつも、嬉しそうに僕を見た。
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