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「凄いな。攻撃された時に、お前の側にいれば護って貰えそうだな」
「なあ。回復は?」
バーンの言葉に、僕は苦笑してバーンの手を握る。
「へ?」
変な声を出したバーンを無視して、バーンの服の袖を上へ引き上げる。
そこには火傷の痕があった。
「え?何やったんだ?バーン?」
シリルが驚いた様子で言う。
「やっぱり、あれからも練習してたんだね。相変わらず、爆発ばかりで5分は持たない?」
光魔法で回復を掛けながら問い掛けると、恥ずかしそうにバーンは言った。
「うっせえなあ。難しいんだよ。やっと、3分は越えるようになったんだぞ!その先がなあ・・・・」
不思議そうな2人に、バーンが僕の教えた魔力コントロールの方法を伝えてる。
其の間に、僕はバーンの治療を終わらせていた。
「よし!完了」
ぱん!っと叩いて手を離した。
「いて!もう・・・・・ありがとな。ヒリヒリして、地味に痛かったんだよな。
けど、凄いな。本当に両方できるんだ」
僕は肩を竦めて言った。
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