学園での初依頼

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「僕は魔力量が少ないからね。効率良く魔法を使う為にこうなったんだよね。 だから、僕は村にいた時は普通に村人と狩をしてたよ。だから、剣も弓も使える。 魔法だけでは狩は出来ないからね」 僕の言葉に頷く彼等。 そうだよね。皆、生きる為に辺境の場所に居ればいる程、普通に魔法を使わずに狩りをする経験を積む。 魔法を使う者は少ないからだ。 魔法を使って身体能力を上げるのも技術がいる。 魔力コントロールが出来るようになったら、身体強化も教えてみようかなって思ってる。 きっと、彼等は上手く出来るようになると思う。 「なあ。バーンに教えた方法って、俺達がやっても訓練になるのか?」 ジェムの言葉に僕は頷く。 「うん。なるよ。何時でも維持出来るようになると、魔力量も増えてくれるからね。 僕は、最初はもっと少なかったんだよ?でも、この訓練をしてだいぶ増えたんだ。 それでも、平均よりちょっと多い位かな」 僕の言葉に感心した様子で言うシリル。 「へえ~。見かけによらず、あんた努力家なんだね。驚いた」 シリルの言葉に怒った様子でバーンが言った。 「シリル!エラールに悪いだろ!そんな言い方!」 「あ、ゴメン!そんなつもりじゃ・・・・」
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