第1章

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激しく嫌な予感がした。 「…………これ… 俗に言う『死亡フラグ』じゃないかな…?」 冷や汗をダラダラと流し、意を決して機材を携帯に繋げて装着して…………… 途中で携帯が振動して遮られる。 一応、メールではなく電話みたいだからコールボタンを押して耳に当てる 「もしもし…」 『やっほぉ そろそろ届いた?』 はい。個人情報保護法違反の犯人から電話が… 「香月ッ!!貴女どういう………」 どういうつもりかと問い詰めようとする私に、電話の向こうの香月は申し訳無さそうに 『ごめぇん。 でも、お詫びに良い武器で登録したから。 ねっ。許してちょ』 まったく……反省の様子はあまり無いみたいだけど、憎めない為許す自分が居て 「………はぁ… まぁ、済んだ事はもう良いよ。 それより、武器って何にしたの? 私、自分に死亡フラグを感じるんだけど」 『それなら大丈夫ッ!』 ヤケに自信あり気な答えを返す香月に私は疑問をストレートにぶつける 「その自信の理由は?」 『お詫びなんだから、優歌に合ってそうで使い勝手の良い武器にしたのよ。 それとも、釘バットの方が良かった?』 ズバリ私の心配を言い当てられた気がした。 「冗談ッ! それは断固として拒否してやるんだから」
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