ゾンビアンドフィッシュ4

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みんなで食事してるときには、こんな攻撃性は感じなかった。 私の口から、突っ込んでいた瓶を取り出すと、今度は、自分のズボンと下着を一気に下ろして、 異変した体の一部を替わりに入れようとしていた。 『最低……』 映像の中の私が無意識に顔を横に振って、拒絶しようものなら、 「性悪女!口開けろよ!」 私の耳元にそう叫んで、頬を摘まむようにして唇を歪ませて、その隙間に己の欲を押し込んだ。 ……ここから先はもう、見ることが出来なかった。 あの時の体の違和感から、 おそらく避妊無しのsexが行われたのは確実で、 危険日でなくても、自分の身の危険を感じずにはいられなかったからだ。 ″妊娠″ ″性病″ 様々な心配が頭をかけめぐる。 『……明日、病院に行こう』 兎男のこともあるし、 一度、ちゃんと診てもらおう……。 性的な開発もないまま、 私は、不安や恐怖だけを先に植え付けられた。 凪子はきっと、 その前に愛の快楽を知っていたはずだから、 今の私よりは、女としては幸せだったんじゃないかと、ふと思い…… そう言葉を紡ぎ出すことで、 心の悪が、 強引な平穏を偽装工作しているようだった。 やっぱり、 私は、性悪なのかもしれない。 image=489997771.jpg
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