第1章
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そう考えさせたのは、ある一つの出来事からだった。 その結論の前で今一人雨に打たれている。 結論へと右手を添える。 冷たい。 温もりなど微塵もなくただただ冷たい。 俺、巳島 霧矢は世間がクリスマスを楽しみに待つ12月21日、親友を失った。
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