Episode*01

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「いらっしゃいませ。」 コンビニへと足を踏み入れた瞬間、空気が暖かくなる。 美優は少しだけ、マフラーを緩めた。 しばらく美優が弁当を選んでいると隣に店員らしき人がくる。 その店員は、(名前)の顔を確認すると口角を上げて微笑むと言った。 「やっぱり、瀬山先輩じゃないですか。」 「(うわっ…なんで茂野がここでバイトなんかしてんの…)」 心底嫌そうな顔をし、適当に弁当を手にとった(名前)はレジへと向かう。 「そんな顔されたら、傷つくってわかりません?」 「いいから、早く会計済ましたいんだけど?」 誰が見てもわかるように、美優は茂野優のことを毛嫌いしていた。 「…外、寒かったですか?」 「まあね。」 適当に返事をし、財布からお金を出して払う美優に優は聞いた。 「_____温めますか?」
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