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眼が覚めると…夕闇の顔が目の前にあった。
…俺、寝ちゃったんだ。
チュ
夕闇に触れるだけのキスをして
身体を起こした。
ふらふらするな…
でも
夕闇が側にいるだけでいい。
ボフッ
と
身体を寝かせた。
「夕闇の世界で…俺を…満たして…
外の世界なんか、いらないから…」
お願い、俺を捨てないで…
夕闇の顔を見据えて
涙を堪えた。
唇を噛み締め
己の弱さを恥じた。
こんなに、俺って…弱かったっけ?
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