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暗い道
暗い空
いかにも何かが出そうな感じの今日この夜
月はなく、星しかない
そんな道を歩いているボクは正直馬鹿だと思う
「ねえ桜月?ボク寒いぃ」
ボクは腰に差してある刀に話しかける
でも刀、桜月は何も返してくれない
仕方ない。だって刀だもん
「今日新月だねー。ボクこんな日は闇で過ごしたい」
「ねえ聞いてる?桜月ー」
え?何で刀に必死に話しかけてるのか気になるの?
だって桜月は自我を持った妖刀なんだもん
だから話しかけてるの
傍から見たら独り言を言っている悲しい人だよね
そんなのわかってるからwww
でも、ボクは本当は人じゃないんだ
それはどう言う意味か?
そのうちわかるよ
だって、この物語は
ボクの物語だから
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