第1章

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とりあえず私はあいつのことを知るために行動を観察することにした。 「倒すためにはまず相手の観察からっす!」 別に恐いからすぐに攻撃しないとかじゃないっすよ! ほんとうですよ! 尾行を初めて1日が経過した。 「いつまで歩き続けるきなんすか」 あいつはあれから夜も寝ずに歩き続けている。 「どこにむかってるんだろう?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 俺は今この森を抜けるべく眠りもせずひたすら歩き続けていた。 睡眠をとったほうがいいとおもうがはやく森をぬけたい。 森をとっとと抜けて人のいそうな場所を探そう。 はやく人に会いたい。話したい。ボッチは嫌だ。それが寝る間も惜しんで歩く今の俺の原動力だ。 人類存在しないとかないよね? ちゃんといるよねっ!? 彼はまだ知らない。 自分の探している存在がすぐ近くに潜んでいることを。
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