第1章

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あれから三日が経った。 いまだに森から抜けれていない。 「この森どんだけ広いんだよ」 真っ直ぐ歩き続ければそのうち森からは抜けられるだろうと 思っていたがあまかったか。 歩きっぱなしで寝ていないため疲れもだいぶたまってきている。 「ここらへんで一休みしとくか。」 腹も減ったので途中で襲ってきた魔物の肉の調理を始める。 まあ調理といってもただ焼くだけだが。 この肉はビッグボアという魔物のものだ。 三メートルほどのイノシシに鋭い角がはえた魔物で何回か倒して食べたことがあるが非常にうまい。 塩や胡椒がほしいところだが贅沢はいってられないしな。 おっ焼けたみたいだな。 「……うん!美味である!」 肉を食べ終え腹も満たされたので適当に寝やすそうな場所を捜し寝ることにした。 「あそこで寝るか」 大きな木を発見したのでその日はその下で眠りについた。 実にタフな男である。
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