第1章

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「うおらあああああああ」 ー邪狼に0ダメージを与えた。- 「まだまだあああああああ」 ー邪狼に0ダメージを与えた。- ー木の棒が壊れましたー 武器にしていた木の棒が折れてしまった。 即座に新たな棒を拾い攻撃する。 ー邪狼に0ダメージを与えた。- ー邪狼に0ダメージを与えた。- ー邪狼に0ダメージを与えた。- ー邪狼に0ダメージを与え- ー邪狼に0ダメージ- ー邪狼に0ダ- ー邪- ー- ー 悠は何度も攻撃をしているがなかなかスキルが発動しない。 「はあ……はあ……もう100回は確実ににこえているぞ」 時間がたつにつれいつの間にか腕の血は止まっていたがもう限界が近い。 ー邪狼の反撃悠は38のダメージを受けた。- 悠HP90/20  「うぐっ……油断した」 ちょこちょこ逃げ回りながら攻撃を加えて いたがついに攻撃をうけてしっまた。 かすっただけでこのダメージかよ。 さらに邪狼は追撃しようと腕を振り上げる。 鉄でも切ってしまいそうなあの鋭利な爪の一撃を食らったら 間違いなくただではすまないだろう。 「あぶねえ!……うわっしまった!」 なんとか避けることはできたがそこでバランスをくずして こけてしまう。 「ああ……おわった」 邪狼はもう勝利を確信したのだろう。ゆっくりと腕をふりあげる。 その表情はエサごときが手を煩わせおってとでも言っているような勝ち誇った表情だ。 獣に表情があるのかはわからないいが少なくとも俺に はそう見えた。かなりムカつく。 「これでもくらえいぬっころ」 ムカついたので最後の悪あがきとばかりに近くにあった石をやつに投げてやった。 投げられた石は邪狼の鼻づらにこつんとまぬけな音をたて当たる。 悠は覚悟を決めて目を閉じた。 くそっ結局あいつに1ダメージすらくらわすことができなかったな。 死にたくないなあ。1度でもいいから彼女とかほしかった。ー即死の一撃発動邪狼に2222のダメージを与えた。アニメとかももっと見たかった。邪狼を倒しました。-    一瞬で脳裏に色々な事が浮かんできた。これが走馬灯というものなのだろうか。 へっ!?
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