第1話 僕が女子校に通うわけがない!!

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 僕の名前は百合原水樹(ゆりはらみずき)、女の子が少しだけ苦手な、どこにでもいる普通の男子高校生……の筈だった。 「水樹の膝の上は心地いいのです……」  僕の膝の上で、パッキーを囓る女子。 「ふふ……いいではないか。まったく、本当にお前は可愛いなぁ~」  僕の頬を、面白そうにつつき回す女子。  「ふ、ふん。水樹のことなんか、大好きなんだからね!!」  頬を赤らめ、そっぽを向きながらも、チラチラとこちらの様子を伺っている女子。  ……そして。 「あ、あはははは……」  困ったような笑みを浮かべる僕。  しかし、一番の問題は。  ……僕の服装が、女生徒のものであることだ。  何故こうなった……。
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