第1章

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「好きです!!私と付き合ってください!!」 第一声がこれだった 朝、下駄箱を覗き、絶滅したと思われる手紙が一通入っており、中には放課後屋上にと。 いたずらの類だと思い、放置しようと思ったが一応、行ってみることにした。 まぁ、人生初のこういう手紙だしと軽い気持ちで…… するとそこにはかなりかわいい子がぽつんと立っており、こっちをみると先ほどの第一声。 正直、俺は唖然とした。 そして、向こうはなぜかあたふたしていた。 「ちょ、ちょっと待て。まず、君は誰だ?」 すると、向こうはピタリと止まってこっちを見てきた。 「あ、はい、突然すみません!!私、神谷 灰音(カミヤ ハイネ)といいます!!」 「そっか、俺は」 「あ、知ってます!!堀 澪(ホリ ミオ)先輩ですよね!!」 ……? 初対面……だよな……?
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