終わりに向けてのスタート

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別れないとは言われたものの僕は不安で仕方なくて寝れなかった。 別れるなんて言われたらたぶん僕はおかしくなってしまうような気がした。 それくらい彼女を愛していた。 それに月曜日に僕は貯めていたヘソクリで指輪を買っていた。 直接買いに行く時間がなかったのでネットで探して実家に届くようにして買った。 それが金曜日実家に届く… 指輪にはイニシャルを入れてもらっていた。 2つとも僕の名字にして… まだ渡すつもりはなかったが早とちりしていた。 それが今フラれる恐怖と戦っている。 とにかく僕は明日の仕事終わりを待つしかなかった。
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