20年後の約束

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「今日は龍二の車の中で話そう?」 彼女は会うなりそう言った。 会社で見た彼女とはまた全然雰囲気が違い、別れ話をされてしまう事を覚悟して車に乗って静かな場所に走らせた。 走っている間、僕は何も話せなかった… 頭には不安しかなかった… 彼女もその空気を察してか何も話さなかった。 しばらく走って車を停めた。 「何か話したいことあるんやろ?」 僕からそう彼女に聞いた。 そして彼女は話し出した。
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