恋の始まり

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「すいません。急用で帰らせてください」 彼女がすごく焦った様子で帰ると派遣社員のトップに話していた。 この時僕には彼女に何が起きていたかは分からなかった。 ただ彼女は急いで詰め所に入っていった。 その様子でただ事ではないと感じた僕は彼女に 「急いで事故ったらあかんぞ」 と声をかけた。 「はい。ありがとうございます」 と言って原付に股がる彼女の目にはうっすら涙がにじんでいた…
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