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しばらく話した後、時計を見たら日を回っていたので家に帰った。
家族が寝静まり真っ暗になった家に入り、僕は1人で考えた。
本当に付き合ってよかったんだろうか…
考えるまでもなく駄目だということは分かっている。
でも彼女のそばにいたい。
抱き締めてあげたい。
僕の中で彼女は自分で思っていた以上に大きな存在になっていた。
家族への罪悪感、彼女の彼氏への罪悪感、そして彼女の未来にある幸せへの罪悪感…
どれも痛いくらい感じていたが僕は自分を止める事ができなかった。
そして…妻や子供より彼女の存在が僕の中で勝ってしまうのにそう時間はかからなかった…
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