そばにいる為に…

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ただデートする場所は限られていた。 人に見つかるわけにはいかない関係なのでデートはホテル、カラオケ、彼女の一人暮らしの家くらいだった。 僕は毎日のように彼女を抱いた。 彼女も僕を求めていたので時間のあるかぎり彼女を抱いた。 しばらくはそんな日々が続き、僕の頭の中にはもう隣で幸せそうに腕枕で眠る彼女の事しかなかった。 ずっとそばにいてあげたい。 毎日ちゃんとこの腕で抱いて寝かせてあげたい… そう思っていた。
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