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ある日たまたま土曜の晩に時間が取れそうだったので彼女に会えるか聞いてみた。
彼女は嬉しそうに会いたいと言ってくれた。
そして土曜の晩、彼女からLINEがきた。
「彼氏に好きな人ができたって言った。
彼氏と別れ話してくるので今日は会えません…」
まさか別れるとは思ってなかった僕はビックリしたと同時に焦っていた。
とにかく止める為に妻にコンビニ行くと言って家からでて電話をかけた。
「もしもし」
「もしもし真由美、何考えてんねん?
真由美が別れても俺は結婚してるから本当の意味で一緒にはなられへんねんで?」
「分かってる。龍二に離婚してほしいわけじゃない。
ただ私の気持ちが彼氏から離れて龍二だけを見てる。
こんな気持ちで彼氏とは付き合っていけない。
だから彼氏と別れようと思ってる」
「言ってる事は分かるけど俺のせいやな…
ごめん…
お前は彼氏との10年終わらせてまで俺を見てくれてるのに何もできない。
本当にごめん…」
「ううん、いいの。
私が龍二の近くに居たいの。
彼氏がいたらそれに支障がある。
私だけでもフリーになって龍二のそばにいたいの」
「分かった。でも今日は会おう。
彼氏と話が終わるまで真由美の家の近くで待ってる。」
「分かった。待っててね。
早く龍二に会いたい」
そして電話を切って家に帰った。
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