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「さっき彼氏とキスしてたよな？」
「見てたんだ…仲直りの証って言って彼氏にされた。」
「彼氏から気持ちが離れてるって前に言ってたけどまだやっぱり彼氏を愛してるの？」
僕は妻に全てを話した手前、少し焦っていた。
「愛してるかは分からない。
でも私は、龍二を愛してる…
龍二のそばにいたい。でも彼氏と別れられないの…」
「別れられないのは俺は全然構わないよ。
俺だって結婚してるし別れろっていう資格はないよ。」
「私はきっとこの先彼氏と結婚すると思う。
それでもこれから私のそばにいてくれる？」
「もちろんそばにおるよ。そばにいてあげたいし、いてほしい。」
僕は妻に全てを話した事を彼女に言わなかった。
何故かは自分でも分からない…
何故か言えなかった。
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