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「ちょっとタバコ吸いたいから外出ようか?」
「うん」
僕は冷静を保ちたくてタバコを吸った。
外に出て立ち話をしている数メートル横を、忘れもしない顔の男が通った。
「真由美…あれお前の彼氏ちゃうの?」
「えっ?」
ちょっと距離があった為、彼女は気付いてなかったみたいだったがその男の後ろ姿を見た途端に顔色が変わった。
「彼氏だ…龍二、ちょっと行ってくる。」
そう言って彼女は僕に背を向けて追いかけていった。
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