愛する者の為に…

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「私が別れたいって思ったのは、付き合う前の状態に戻れる事が大前提だった。 でも龍二が奥さんに全部話して戻れないなら私は龍二さえよければそばにいたい… でも彼氏とは別れられない…」 「そもそも俺は別れてほしいなんて思ってないよ? 俺も離婚しないしお前も別れなくていい。」 「うん…だから龍二は絶対離婚しないで? 私も彼氏と別れなかったら、龍二に片想いしてるだけって事にしといたら彼氏も龍二の家族に手を出す事はないと思うから。 それでいいなら龍二のそばにいさせて? 私は龍二のそばにいたい…」 「だいたい本間に俺の家族に手を出すとか言って脅す奴は手を出す勇気なんかないよ。 まぁでも分かった。そばにいていいよ。 俺もお前にずっと隣にいてほしい。俺の家族は俺が守るから心配しなくていい。」 「ありがとう…龍二…愛してる。」 結局2人とも別れない事を決意し、深いキスをした。
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