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僕は彼女のお母さんの事など彼女から聞いた事を全て話した。
2人ともタイミングの悪さに口を揃えて神様のイタズラやなと言っていた。
2人とも真由美も僕の凹みようも心配してくれたが森本はその表情の中に少し違うものがあった。
今思えばそうだがその時の僕には彼女が心配で、森本の表情の深い意味には気付かなかった。
というより気にする余裕が全くなかった。
それから2人に促され、僕も家に帰った。
この日を境に彼女と僕の歯車が狂い始めた。
最初から噛み合ってなかったのかもしれないが、ずっと一緒だと誓いあった2人の距離が遠くなっていく予感だけはしていた。
その予感がこれから的中することになる…
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