僕に出来ない現実

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「俺はお前のそばで支えてあげる事はできない… だから彼氏に支えてもらいな? 今のお前には支えてくれる人間が必要や。 それはたぶん俺じゃない…」 「そんな事言わないで… 私も龍二にそばにいてほしいけどそれができないの分かって。 願いが叶うなら私だって全てを投げ出して龍二のとこに行きたい… 家族の事も彼氏の事も…」 それができないししてはいけないと思ったが僕はそうしてほしいとさえ思っていた。 でも僕はできない現実に耐えるしかなかった。 結局僕には何もしてあげられない… 僕は運命を呪った…
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