終わりに向けてのスタート

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「別れる…すぐにはムリだけどちゃんと別れる。 だからそばにいて。 ちゃんと身の回りキレイにして龍二のとこにいく。」 彼女の震えが止まった。 僕は安心した。 「一緒に出て彼氏と話すか? 俺は構わんで。」 「ううん。私がでて彼氏引っ張るからその間に帰って? カギは下のポストに入れててくれたらいいから。」 僕は彼女の言うとうりにして帰った。 そのまま連絡はなかったが、その日の朝方、突然彼女から電話があって僕は飛び起きた。 家族が起きたらまずいのですぐに切ったが、何か絶対あったと思ったので家族が寝ている事を確認して外に出て電話をかけ直した。
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