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もちろんそれは、フォックスもザザラも気づいた。空が暗くなり、自分達がいた場所がザザラの武器屋ではなく、始まりの街の広場なのだから。
おそらくここにいるプレイヤーは第一区のプレイヤーなのだろう。30億のプレイヤーがこの広場に入りきるわけもない。
辺りを見渡していると空に突然スクリーンが現れ、そのスクリーンに映されたのは…
フォックス「チャールズ オコナー…」
TEOの生みの親であるオコナーを翔太が知らないわけはなかった。
オコナー「やあ諸君。僕のゲームに遊びに来てくれてありがとう。そしてごめんなさい」
オコナーは突然謝りだし、頭を深く下げた。
オコナー「君達30億のプレイヤーはこれから僕のゲームの中に監禁されることになる」
それを聞いた途端、ブーイングが起こり出す。オコナーはメガネをくいっと上げ、話し出す。
オコナー「これこそ僕のゲームの始まりなんだ」
それからオコナーはとんでもないことを言い出した。
オコナー「このゲームで生き残れるのはおそらく一万人以下だろう」
たった今このゲームはゲームではなくなった。
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