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飛行船から降り、翔太は鏡を見て驚いた。自分の顔じゃない、機内で作ったアバターの顔が鏡に映っていたからだ。
さらに目の前に広がる大きな町を見て翔太の胸は高鳴った。
翔太が最初に向かったのはジョブセンターだった。ジョブセンターとは自身の種族を決める場所でアバターはその種族にあったステータスになっていく。
店に入り、髪の長い受付の男に話しかけた。
翔太「ジョブをみせてもらえるかな」
男は何も言わず、翔太のオプションにジョブ一覧表を送った。
オプションとは従来のゲームにもあるスタートボタンで開けるあれのことだ。TEO(the earth onlineの略)では自身の手を上から下にスライドさせると開くことができ、ここではアイテム使用からステータス確認、また、プレイヤーとのコミュニケーションなどでも使える。
翔太は迷っていた。なぜなら、ジョブは30種類以上あったからだ。
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