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鞘から刀を抜くと刀の上に文字が浮かび上がる。
翔太「妖刀、共鳴…」
共鳴というその刀はしっかりと手入れがなされているようで、太陽の光が反射する。
男がフンと鼻を鳴らした。そして、ニヤリと笑った。
男「まあ、これくらいのハンデは与えないとな」
敵は全部で四人。細い通路に集まる野次馬。この場で勝つには…
翔太はサッと後ろに振り返り、店の壁を登った。忍のスキルだけあって、走って登れるようだ。
男「何!?」
屋根の上に登り、翔太は共鳴を鞘にしまう。そのまま屋根から飛び降りた。
ザンという音のあと…強面の男以外の3人がバリンと音がして弾けた。
男「貴様…」
これで1対1。だが、男の顔にはまだ笑みが残っていた。
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