Happy birth

7/24
前へ
/39ページ
次へ
きっと、事の発端は8年以上前に遡る。 当時、俺と健吾は、三楽通りにある同じパブでアルバイトをしていた。 その時、健吾の知り合いだと言って現れたのが冴子。 この出会いをきっかけに、俺は彼女と付き合い始めた。 しかし、ずっと気になっていたこの関係。 健吾と冴子。 この2人の間には何かがある。 そう感じていたのは、健吾か冴子に向ける視線が他の客へのものと違っていたから。 色付いた視線。 だけど、それほど深い思いではない。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加