王道大嫌い

3/12
前へ
/153ページ
次へ
どうしてこうなったのか。 それは誰にもわからない。 ひとつだけ分かるとすれば、 それは僕の平和な日常が壊される 警告を受けていることだった。 王道が嫌いな僕の 「王道センサー」がビンビンしていた 生徒会共に親衛隊が出来るのも時間の問題だった。 やばい、やばい、やばい 名簿の並び的にまさかまさかとは思っていたが本当にこうなるなんて…… 「俺の名前は雨水海斗だ! 一緒の部屋だし仲良くしような!」 「しょっぱいビシャビシャな名前だね 死んでください」 丁寧に。90度をお辞儀をして、死を懇願した。 これが初めて海斗と交わした言葉。 これから先どうやって生きていけば良いのでしょうか、神様…… 手を掲げて祈っていると 「なんだなんだ!?俺もやる!!」 マネしてきやがったのでここまでにして、 登校しよ、遅刻するとホストうるさいし。 マリモを残して先に学校へ向かった 王道がここまで嫌いなのにどうして副会長と昨日ピーーーーーーしていたのか疑問だと思う あの人とは昔から接点があって言うなら……幼馴染み? みたいなものだった。 昔からあんな性格だったし慣れていたから王道でも唯一大丈夫な人。 そして今の所は幸いにして 会長、会計、書記とは話したことはないから順調だ 悦いぞ悦いぞ!!!
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

258人が本棚に入れています
本棚に追加