プロローグ

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キスは次第についばむようなものに変わる 「う、ん……ぁ」 時雨はそれを焦れったく感じ、 自ら舌を求めた 「ちょ、ちょっ!んふ、ぅ」 してやった、と笑えば また可愛くない というような顔をされる キスでは勝てないと悟ったのか 顔を首に埋めてきた 「い~~~~っ!」 鎖骨の辺りにビリビリと電流が走った 吸われた いや、噛まれたの間違いか 「あんた……やっぱ腹黒副会長…」 「ふふっ、人聞きが悪いですよ」 仕返しができたと思っているのか 嬉しそうな顔をした 見た目は大人っぽいのに そんな所が可愛い あぁ、また跡が増えたなと時雨は笑った
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