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｢皆川さんが主任のこと好きだったんですか？｣
｢そうなの。まぁ、主任はあのお色気作戦が通用するとは思わないけど｣
聞いたことがある
セクシーな服を着て誘惑するんだっけ？
｢梓さんはよく知ってますね｣
｢彼氏が言ってたの。あの女は怖いって｣
｢彼氏さんってどこの部署なんですか？｣
｢彼は広報部｣
｢お名前は？｣
｢杉山よ｣
｢エースじゃないですか｣
｢さすが元受付嬢｣
有紗は杉山と梓がお似合いだと思いながら恋ばなをした
｢彼氏には守ってもらいたいけど、甘えてもほしい｣
酔った勢いで梓はどんどん言う
｢彼は何故か私に甘えてくれないの｣
｢どうしてですか？｣
｢わからない。男ってほんとわからない｣
そして有紗にたくさんお酒を飲ませる
｢あずしゃしゃん｣
有紗のろれつが回らなくなった頃お開きとなり平塚は杉山を呼んで梓を帰らせた
｢主任、小川どうします？｣
｢俺が連れて帰るからお前らも帰れ｣
｢わかりました。お先に失礼します｣
湊さんから有紗は一人暮らしだと聞いていた
｢有紗｣
｢ゆぅま｣
有紗は名前しか呼ばない
タクシー乗せて俺の家に向かう
明日が休みでよかったな
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