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｢それいいかも｣
川上が紙に何か書いていく
｢何を書いたんだ？｣
そこにはペンライトのデザインが…
｢ミューズ事務所のアイドルはみんなギリシャ神話から来てるんですよ。だから、ゼウスといえば、神々の王で、全宇宙の神でもあるので、ここは銀河系のように色々な星が出るようにライトも全部で12種類くらい使って、ファンは何色のライトになるかわからない楽しさを少しいれてみては？｣
｢打ち合わせで事務所がOKをしなければボツになるぞ｣
｢本部長に連絡してこの案を提出してもいいか聞いてみないと先方とは話し合いにならないのでは？｣
｢小川は俺の補佐に回れ。川上はプロジェクトの一員な｣
そこに平塚がやってきた
｢主任。俺もいれてくださいよ。ゼウスのコンサート毎年行ってるし、ファンクラブ入ってるんですから｣
｢グッズのアイデアはないか？｣
｢ゼウスってカップルでコンサート来る人も多いんですよ。だからペアのブレスレットとかいいかもしれないですよ｣
｢今回のコンサートのテーマに合うならいいかもしれないぞ｣
｢主任。テーマ教えてくださいよ｣
｢LOVE＆？｣
｢愛と平和以外に当てはめるのかな…｣
有紗はテーマを聞いてふとそう考えた。愛と友情…
｢確かに…｣
｢愛と友情とか｣
同じことを悠真が言って驚いた
｢ギリシャ神話のゼウスって色んな女に手を出す悪い男なのに、全ての神ってとこが凄いところ。実際に名前みたいに国民的アイドルになってるし｣
梓さんって意外に神話知ってるのかな…
｢川上って神話知ってるんだ｣
｢ミューズ事務所って美男美女が集まる芸能事務所じゃないですか｣
｢確かに｣
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